神戸市灘区の音楽教室「サークル音楽教室」から音楽を発信しています!スタッフのきゃなです!
杉浦希未先生の声楽レッスンで得たもの――1年半のレッスン体験談
今日のブログでは、声楽レッスンを受け始めて、この1年半ほどで学んだこと、そして自分の声がどのように変わったのかをお話ししたいと思います。
特に、息の使い方や高音の発声技術、初めて掴んだ声楽特有の「ジラーレ」の感覚など、興味深い話が盛り沢山なので、ぜひ、最後までお付き合いくださいね!
杉浦希未先生は、大阪音楽大学音楽学部声楽科卒業後、ウィーン国立音楽大学リート・オラトリオ科を修了。
イタリアの合唱団にも所属されていた経歴もあり、国内外問わず活躍をされています。
杉浦先生は「声楽は堅苦しい」という一般のイメージに挑戦し、柔軟なアプローチでレッスンを提供されています。
杉浦先生のレッスンでは、クラシックだけでなく、ミュージカルや歌謡曲など、ジャンルにとらわれずに歌の楽しさを学ぶことができます。
杉浦希未先生は、サークル音楽教室主催の神戸サークル合唱団の指導もしてくださっています。
詳しく知りたい方はこちら!
杉浦希未先生のレッスンでは、それぞれの生徒の目的に合った練習を提案!
杉浦希未先生のレッスンを受けて1年半ほどが経ち、私自身の声に大きな変化を実感しています。
杉浦先生は、生徒一人ひとりの目標や悩みに合わせて的確な練習方法を提案してくださり、効率的に上達できる指導が魅力です。
私がこの1年半、杉浦先生に設定していただいて、取り組んできた課題をご紹介しましょう!
1つ目の課題は、息が多めで喉を痛めがちなエアリーボイス(ハスキーボイス)を矯正することでした。
私はエアリーボイス、ハスキーボイスと言われることが多かったのですが、これは実は喉に負担の掛かる発声法だったんです。
やたら、人より先に喉を消耗してしまうなぁと悩んでいたんですが、まさか間違った発声法だったとは!
レッスンを重ねるうちに、息が漏れすぎる声を修正し、遠くまで届くクリアな声を手に入れることができました!
今では、喉を痛めることなくしっかりと声を出せるようになり、喉への負担が減ったのを感じます。
2つ目の課題は、地声と裏声の境目を目立たなくすることでした。
初めは地声から裏声への切り替えがあからさまでしたが、杉浦先生の丁寧な指導により、今では滑らかに音域を移行できるようになりました。
3つ目の課題、そして習得するのに一番時間がかかったのが、声を響かせるポジションを奥から前に持ってくるということでした。
特に低音が奥にこもっていたため、低い音になるとほとんど聞こえず、音程ごとのムラが目立っていました。
そこで、杉浦先生が勧めてくださった「にのにのに~♪」の発声練習を取り入れました。
「にのにのに~♪」の発声練習は、声のポジションを前に持ってくるのに最適の練習です。
今や声のポジションを前に持ってくるこてゃ習慣として身についており、「にのにのに~♪」の発声練習なしでも、自然といい位置で声が響くようになっています。
そして4つ目の課題は、高音域の開拓でした。
二点ファまで出てくる楽曲に最初は苦戦しましたが、練習を重ねることで安定した高音が出せるようになりました。
今はさらに次のステップに進み、二点ファ♯以上の高音が必要な曲にも挑戦しています。
このように、杉浦先生のレッスンは、生徒一人ひとりの目的に合わせた練習を提供してくれるので、無駄のない、効率的な学びが実現できます。
目的に応じたトレーニングを通じて、確実に上達できるこのレッスンで、ぜひあなたも自分の声を磨いてみてくださいね!
女性の声のチェンジ(換声点)は3箇所ある?
さて、さらに高音域の開拓を目指してレッスンに取り組んでいる私ですが、杉浦先生の声楽レッスンを受け始めて知ってびっくりしたんですが、女性の声のチェンジ(換声点)は実は3箇所あるんだそうです!
地声と裏声のチェンジ一回だと思っていたら、3箇所もあるなんて!
このチェンジのことを、声楽では「パッサージョ」と言います。
声楽で低音から高音までを滑らかに歌うためには、声の転換点である「パッサージョ」をスムーズに通過することが重要となってきます。
パッサージョは、声が自然に地声から裏声に切り替わる際に発生する「声のくびれ」のことで、これを上手く処理することが滑らかに歌うための鍵となります。
特にクラシック声楽では、この転換が目立たないように行う技術が求められます。
声域によって異なる3つの主要なパッサージョポイントが存在し、ソプラノの場合は、一点シと二点ド、二点ファ♯と二点ソ、そして二点シ♭と二点シの間にあります。
これらをスムーズに通過するためには、喉をしっかり開き、顎の力を抜くなどの適切な発声テクニックが必要です。
高音の習得に有効だったカッチーニの「アヴェ・マリア」
高音のトレーニングに非常に有効だった曲が、杉浦希未先生が課題曲として選んでくださった、カッチーニの「アヴェ・マリア」です。
カッチーニの「アヴェ・マリア」は、美しい高音の響きが印象的で、良い高音域の練習になります。
難しいポイントは、音域が広く、音を長く伸ばさないといけないので、ブレスのコントロールが難しいところです。
高音を出す際に息が切れたり、力んでしまうと、上手に音が響きません。
逆に高音がしっかりハマったときの気持ちよさは最高です!
歌詞が少ないことも、声だけに集中できるため、特に高音の発声や声の響き方をじっくりと練習するには最適でした。
ジラーレとは、空気をスムーズに循環させて声を響かせる技術ですが、カッチーニの「アヴェ・マリア」を練習する中で、ジラーレ(空気を回す)の感覚を初めて実感することができました。
声楽の発声法、空気を回す感覚「ジラーレ」を身につけよう!
ジラーレ(girare)は、イタリア語で「回す」という意味で、声楽の発声技術において特に重要な概念のひとつです。
具体的には、声をまっすぐ押し出すのではなく、声と空気の流れを滑らかに回すように循環させて響かせる技術です
これにより、声が自然に豊かに響き、高音も無理なく出せるようになると言います。
ジラーレをはじめて体験した時は、音のピリッとした感覚に驚きました。
オペラ歌手の声が、マイクを通さずとも、遠くまで響くのはこのジラーレの技術あってのことなんだなぁとしみじみ思いました。
カッチーニの「アヴェ・マリア」は、歌っていて楽しいだけでなく、高音の習得を目指す人にとって、技術向上にも大変役立つ楽曲でとてもおすすめですよ。
杉浦希未先生コンサート情報 プロージット室内管弦楽団 初演プログラム再現第九特別演奏会
最後に、杉浦希未先生が出演される、コンサートのご紹介です。
みなさんご存知のベートーベンの「第九」は、1824年に書かれた曲だそうですが、
それから200年後の現代、「第九」が初披露された当時の曲目をそっくりそのまま再現しようというのが今回のコンサートなのだそうです!
なんともマニアックですね!
プロージット室内管弦楽団は、”生活にバロック・古典派を”を掲げ結成された楽団だそうです。
ぜひ、当時の人々に想いを馳せながら、大名曲「第九」誕生の瞬間の空気を味わいに足をお運びくださいね!
日時:10月20日(日)15:00時 開演
料金:全席自由 2000円(小学生以下無料)
会場:フェニーチェ界 大ホール
杉浦希未先生コンサート情報 ヴェルディ:オペラ「ファルスタッフ」
本格的なオペラを観劇したいという方は、こちらの公演がおすすめです。
「ファルスタッフ」はシェイクスピアの喜劇「ウィンザーの陽気な女房たち」を原作に、「オペラ王」の異名を持つジュゼッペ・ヴェルディが作曲したオペラです。
イタリア語での上演ですが、日本語字幕付きということで、ストーリーについていけないという心配もありません。
ぜひ、本格的なオペラを体感してみたいという方は、足をお運びくださいね!
日時:12月21日(土)14:00時 開演
料金:S席 10000円 A席 8000円 B 6000円 U25(25歳以下) 1000円
会場:神戸文化ホール 大ホール
チケットのお求めは杉浦希未先生までお願いします
公演によっては、特別割引もございますので、チケットのお求めはぜひ、杉浦先生にお願いいたします。
ぜひ杉浦希未先生のコンサートに足をお運びいただき一流の音楽の感動に触れてくださいね!
杉浦希未先生の声楽レッスンは無料体験レッスンを受付中です!
今日は、私の声楽体験談をご紹介させていただきました。
みなさんもぜひ、杉浦先生に声のポテンシャルを存分に引き出してもらいに来てください!
声楽のレッスンの無料体験は随時受付中です。
サークル音楽教室へお越しください!
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声楽
初心者の方も音符の苦手な方も大丈夫です。
専門的な発声練習から曲まで、やさしい先生が親切、丁寧に指導してくれますよ。
おなかから声を出して健康に!!ストレス解消に!!熟年の方も大丈夫ですよ。
まずは無料体験レッスンに来て声を出してみませんか!!
実施曜日
レッスン詳細
- 月3回
- 30分レッスン
- 月謝 10.000円
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